噛みしめ 歯ぎしり というとすぐにストレスを連想する人が多いようですが、噛みしめや歯ぎしりは多かれ少なかれ誰でもしている一種の癖と考えてよいと思います
ですから特に問題を起こさない限り、放置しても構わないのですが、時には次のような問題を起こします
1 歯への障害 歯の摩耗 歯の破折 歯がしみる かむと痛む
2 歯周組織への障害 歯茎が下がる 歯周病
3 顎関節への障害 顎関節痛 口が開きにくい 顎がカックンとなる
4 全身への影響 顔面痛 頭痛 肩こり 腰痛
5 その他 舌痛症 むち打ち症状 倦怠感
これらの症状のすべてが噛みしめや歯ぎしりから来るわけではありませんが、これらの症状の大きな誘因になっているので無用な悪い癖は無くしておいたほうがよいと思います
この癖は 眠っている時や何かに夢中になっている時に起こるので気づきにくいし、治りにくいものです
治すため、マウスピースを入れる方法もありますが道具に頼るといつまでもそれを入れないといけなくならないし、使うのをやめると元に戻るかもしれません
自分自身が噛みしめと歯ぎしりに気づいて自分自身で治すしかありません
本気になって治す気になれば意外と簡単に治ってゆくものです
明日からその方法について説明していこうと思います
投
この記事の著者
院長・歯科医師 西本雅英
略歴
平成2年
大阪大学歯学部卒業
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了
平成9年4月
西本歯科医院開業
所属学会
日本歯科審美学会
大阪大学歯学部同窓会学術委員会副委員長
日本顎咬合学会
日本歯科無痛治療協会
日本顕微鏡歯科学会
アートオブデンタルエステティック
京阪神咬合臨床研究会