親知らずを抜歯する際には、「骨を削る」ケースがあります。親知らずを抜歯する際には、「骨を削る」ケースがあります。もちろん、必ず削るということではなく、ケースによって異なるのです。今回のコラムでは、具体的にどのようなケースで削るのか、痛みや治療の流れについて解説します。
目次
親知らずの抜歯で「骨を削る」ケースとは?
歯科医院で行われる治療の中に、親知らずの抜歯があります。この親知らずの抜歯についてですが、ケースによっては「骨を削る」場合があるのです。
誤解のないように解説しておくと、親知らずの抜歯で必ず骨を削るということではありません。あくまでもケースによって、削らなければならないケースがあるということです。具体的には、次のようなケースとなります。
●親知らずの一部もしくは全体が埋まっている場合
骨を削るケースとして挙げられるのが、親知らずの一部もしくは全体が埋まっている場合です。このようなケースでは、そのまま抜歯することはできませんので、歯茎を切開する・骨を削る・歯を割るなどの処置が必要となる場合があります。
●親知らずが横向きの場合
それから、横向きや斜めに生えている場合も、状況によってですが骨を削らなければならないケースがあるのです。
痛みについて
親知らずの抜歯で、最も多くの人が気になることと言えば、痛みについてでしょう。抜歯をする際には、麻酔を効かせてから行うため、痛みを感じることは少ないと言えます。ただし、麻酔が切れると痛みを感じる場合があり、当日から翌日まで痛みが続く場合もあるでしょう。痛みの強さや感じ方については、抜歯の内容などによっても異なります。難易度が高い抜歯の場合には、歯茎を切開する・骨を削るなどを行うため、痛みが強くなる場合も考えられるでしょう。通常、抜歯後は翌日に抜歯後の状態を確認し、消毒を行うことになるので、痛みがひかない・気になることがあるという場合には、歯科医師に相談するのがおすすめです。
腫れや出血を伴う場合もある
親知らずの抜歯後の注意についてですが、注意しておきたいのは痛みだけではありません。その他の症状にも注意が必要となります。具体的には、腫れや出血などです。抜歯を行うとどうしても腫れてしまうことがありますし、抜歯後は出血を伴うことになります。抜歯後はガーゼを噛むことで、止血を行いますが、出血が続く場合もありますので、注意が必要です。
治療の流れをチェック
今回のコラムでは、親知らずの抜歯で骨を削るケースについて解説しました。ここでは、治療の流れについても確認しておきましょう。まずは、患者さんの親知らずの状態を確認し、レントゲン撮影などを行い、治療計画を決めて患者さんに伝えます。
治療計画・治療方法などが決まり、抜歯当日には麻酔を打ち、問題がなければ抜歯を行います。抜歯後はしっかりと止血を行うのはもちろんですが、細菌などへの感染を防止するため、痛みや腫れをできるだけ抑えるために、痛み止めや抗生物質なども必要に応じて処方しています。また、抜歯後は翌日に状態の確認や消毒を行うため、来院してもらうことになります。
抜歯をする際はタイミングにも注意しよう
治療の流れについて簡単に解説しましたが、もう1つ押さえておきたいことがあるのです。それは、抜歯をするタイミングです。抜歯後は、腫れや傷みが続き、個人差がありますが、落ち着くまでに1週間程度かかるのが一般的です。とくに、抜歯後は3日~4日程度は腫れや痛みなどの影響を感じる人がほとんど。そのため、抜歯後に仕事でプレゼンをしなければいけない、あるいは大事な商談がある、などの場合には、抜歯のタイミングに注意が必要です。腫れや傷みが残っている状態では、上手く話すことができない場合があるため。
抜歯をする際には、タイミングを考慮しながら抜歯をする人を決めるようにしましょう。仕事やプライベートの面で不安なことがある場合には、事前に歯科医師に相談しておくとより安心です。
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まとめ
親知らずの抜歯では、ケースによって骨を削る場合があるのです。一部もしくは全体が埋まっている場合などに骨を削ります。抜歯後は、痛みや腫れなどを伴うため、抜歯のタイミングにも注意が必要です。また、歯並びが気になる場合には、当院の審美歯科治療をチェックしてみましょう。
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この記事の著者
院長・歯科医師 西本雅英
平成2年
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了
平成9年4月
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
日本顕微鏡歯科学会
京阪神咬合臨床研究会