西本歯科医院ブログ

2026.02.05

虫歯じゃないのに歯が痛い原因とは?8つの理由と対処方法

虫歯じゃないのに歯が痛い原因とは?8つの理由と対処方法

虫歯の治療はもう終えたのに、歯がズキズキ痛み、悩んでいませんか?実は、歯そのものに原因がなくとも痛みが生じる場合があります。

そこで今回は「虫歯じゃないのに歯が痛い8つの原因」をご紹介します。対処法も併せてご紹介しますので、今のあなたに必要な対処を行い、痛みにおさらばしましょう。

虫歯じゃないのに歯が痛い8つの原因

そもそもなぜ虫歯ではないのに痛みが生じるのでしょうか?ここでは代表的な8つの原因を紹介します。1つずつ見ていきましょう。

歯が痛い原因①歯周病

最初に考えられる原因が「歯周病」です。
歯周病とは、歯周病菌によって歯茎や支える骨が溶ける病気のことです。
進行すると歯が抜けることもありますが、歯がグラグラ揺れたり、歯茎が赤く腫れたりすることで、痛みが生じることも珍しくありません。

歯が痛い原因②歯肉炎

次に挙げられるのが「歯肉炎」です。
歯肉炎は歯周病の初期の状態です。歯肉炎はあまり自覚症状がありませんが、進行すると歯茎の腫れや赤みが生じて、出血することもあります。
奥歯や歯並びの悪い箇所は磨き残しも起きやすく、食べ物が挟まることで痛く感じたり、挟まったまま数日が経ち歯肉炎になって痛くなったりすることもあります。

歯が痛い原因③知覚過敏

続いて、「知覚過敏」も歯の痛みを引き起こす原因の一つです。
知覚過敏とは、虫歯でもないのに甘いものや冷たいものを食べて歯がキーンとなり、沁みたり、痛んだりする病気のことです。
歯周病で歯茎が下がっていたり、新しいかぶせ物や詰め物をしたばかりであったりすると、知覚過敏で痛むことがあります。

歯が痛い原因④噛み合わせの悪さ

歯の噛み合わせに問題がある場合も、痛みの原因となることがあります。
歯の詰め物やかぶせ物をした後に、適切な高さになっていないと歯に負担がかかり、飲食時に痛みが生じることがあります。

歯が痛い原因⑤膿が溜まっている

歯の内部に膿が溜まっているケースも注意が必要です。
差し歯やかぶせ物をする際、歯の神経を取り除きます。しかし同時に歯の血管も取り除くため、歯の中の免疫細胞が不在となり、菌が入り込んでも対応ができません。
その結果、歯の根の部分で炎症を引き起こし、歯の痛みや腫れへと発展します。

歯が痛い原因⑥親知らず

親知らずが原因で痛みが出ることも少なくありません。
一般的には18歳以上になると生えてくる親知らずですが、ときに斜めに生えたり、骨の中で引っかかったりすることもあります。手前の歯を押したり、骨を圧迫したりすることで、激しい痛みが生じることも珍しくありません。

歯が痛い原因⑦心理的なストレス

実は、心理的なストレスが歯の痛みにつながる場合もあります。
強い不安や恐怖心、心配などによって、歯がズキズキ痛むこともあります。それはストレスによって交感神経が優位になると、唾液の量が減り、知覚過敏や炎症などが起きやすくなるのも一因です。
また、ストレスによって寝ている間に食いしばりや歯ぎしりをし、歯がすり減って痛みが出ることもあります。

歯が痛い原因⑧その他の疾患

歯そのものではなく、他の疾患が原因となっているケースもあります。
頭痛や心疾患もまた、歯の痛みを伴うことがあります。特に群発頭痛は目の奥がえぐられるような激しい痛みとともに、奥歯にも強い痛みが出るため、歯の問題と勘違いされやすいです。
心筋梗塞や狭心症といった心疾患は、心臓の痛みと歯の神経が脳に伝わる経路が近いため、歯が原因と誤認されやすいです。

虫歯じゃないのに歯が痛いときの対処法

虫歯じゃないのに歯が痛いときの対処法それでは、虫歯ではないのに歯が痛いときにはどのように対処したらよいのでしょうか?ここでは、代表的な5つの対処法をご紹介します。ご自身の症状をよく観察し、適切な対処をしましょう。

歯科医院で治療を受ける

まず検討したいのが、歯科医院での治療です。
歯周病や歯肉炎、噛み合わせの悪さや膿が溜まっている場合には、歯科医院で適切な治療をすることで、痛みを取り除くことができます。
また、歯科衛生士による定期的な歯のクリーニングや磨き方の指導を受けることで、奥歯や歯と歯の間に汚れが付いたままになることを防ぎ、歯周病や歯肉炎の進行の食い止めにもなるでしょう。

マウスピースをつける

歯ぎしりや食いしばりが疑われる場合は、マウスピースの使用が有効です。 強いストレスなどが原因で、就寝中に無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしていることがあります。マウスピースを装着することで、歯がすり減るのを防ぎ、歯や顎への過度な負担を軽減できます。

親知らずを抜く

親知らずが原因で痛みが出ている場合には、抜歯が選択肢となることもあります。
まっすぐに生えればそのまま親知らずを抜く必要はないですが、斜めに生えたり、手前の歯を圧迫して痛みが出ていたりする場合には、抜歯が有効打です。

該当する診療科を受診する

歯以外に原因があると考えられる場合は、症状に応じた診療科を受診しましょう。
頭痛や心疾患、ストレス由来の歯の痛みの場合には、それぞれ脳神経外科や循環器内科、心療内科などを受診しましょう。

ストレスを発散する

ストレスが歯の痛みに関係している場合には、意識的にストレスを発散することも重要です。
仕事や子育て、介護や人間関係疲れなど、多くの人が何らかの悩みを抱え、ストレスを抱いているものです。1人で溜め込まずに、気心が知れた友人等に相談をしたり、好きなことをしてリフレッシュしたりしましょう。

歯が痛いときには早めに歯科医院に連絡しよう

歯が痛いからといって、その原因が必ずしも虫歯とは限りません。歯周病や歯肉炎、親知らず、歯の奥に膿が溜まっているケースなど、さまざまな要因が考えられます。
すでに虫歯の治療を終えているにもかかわらず痛みが続く場合は、自己判断せず、できるだけ早めに歯科医院へ相談することが大切です。歯科医師に診てもらうことで、痛みの原因を正しく把握し、症状に応じた適切な治療を受けることができます。

この記事の著者

院長・歯科医師 西本雅英

院長・歯科医師 西本雅英

略歴

平成2年

大阪大学歯学部卒業
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了

平成9年4月

西本歯科医院開業
所属学会

日本歯科審美学会

大阪大学歯学部同窓会学術委員会副委員長

日本顎咬合学会

日本歯科無痛治療協会

日本顕微鏡歯科学会

アートオブデンタルエステティック

京阪神咬合臨床研究会