西本歯科医院ブログ

2026.02.10

虫歯治療後いつから食事をしてよい?避けるべき食べ物や飲み物

虫歯治療後いつから食事をしてよい?避けるべき食べ物や飲み物

虫歯治療をしたけれど、お腹がすくと「いつから食事をしてよいのか」「治療後すぐに食べてはいけないのか」と疑問に感じるかもしれません。
そこで今回は「虫歯治療後すぐに食べてはいけない理由」や「いつから食事をしてもよいか」について、お伝えします。
治療後に避けるべき食べ物やおすすめの食べ物も併せてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

虫歯治療後すぐに食べてはいけない理由とは?

そもそもなぜ虫歯の治療後すぐに食べてはいけないのでしょうか?それは虫歯治療の際に麻酔を打つと、温度や痛みに対する反応が鈍くなり、口周辺の筋肉も上手に動かせなくなるためです。
麻酔が切れない状態で食事をすると、誤って頬や唇を噛んだり、熱々の食べ物でやけどしたりする恐れがあります。
また、詰め物をした場合には、食事によってまだ詰めたばかりで安定していない詰め物がポロリと取れる可能性もあり、注意が必要です。

虫歯治療後いつから食事をしてもよい?

それでは、虫歯治療後いつから食事をしてもよいのでしょうか?ここでは2つの目安をご紹介します。

基本的には1時間後

一般的に、虫歯治療後の食事は麻痺が取れてからが目安になるため、1時間程度時間を空けるとよいでしょう。
しかし麻酔が切れるまでの時間には個人差もあります。もし歯のしびれが残っていたり、口や周辺の感覚に違和感があったりするのなら、もう少し時間を置くようにしてください。
なお、詰め物をしただけの場合には、使用したセメントや接着剤が固まるまで待つ必要があるため、30分から1時間程度が目安です。

麻酔の量が多い場合は2~3時間後

麻酔の数が多い場合や複数箇所の虫歯治療をした場合には、麻酔の量も多く、麻酔が切れるまでに2~3時間程度の時間がかかることもあります。

虫歯治療後におすすめの食べ物

虫歯治療後は歯への負担が少なく、詰め物への刺激もないものがおすすめです。では、具体的にどのような食べ物がよいのでしょうか?
ここでは、おすすめの食べ物のポイントをご紹介します。1つずつ見ていきましょう。

やわらかいもの

虫歯治療後は、できるだけ歯に負担をかけない、やわらかい食べ物を選ぶのがおすすめです。
おかゆやおじや、うどんやそば、豆腐やゼリーなどやわらかい食べ物がおすすめです。もし出先で食べるのなら、ざるそばやつけ麺などを選ぶとよいでしょう。
自宅で食べる場合には、豆腐にねぎや鰹節を乗せた冷ややっこ、卵やしらす、出汁などを加えたおかゆなどがすぐに食べられます。

熱くない食べ物

治療直後は、熱すぎない食べ物を意識して選びましょう。
熱々の食べ物を口にすると、やけどをする恐れがあります。ヨーグルトや豆腐、冷ましたおじややスープなどを食べるとよいでしょう。
出先で食事をする場合には、注文してから少し時間を置き、手や指先で触れて熱くないと感じたら食べても問題ありません。

噛む回数の少ない食べ物

噛む回数が少なくて済む食べ物も、治療後の食事に向いています。
詰め物をした後に咀嚼回数が多いと、歯への負担がかかります。オムレツや煮物、豆腐や温野菜などが適しています。

治療後に避けるべき食べ物や飲み物

虫歯治療後におすすめの食べ物もあれば、避けるべき食べ物もあります。せっかく虫歯を治療したのに、ふたたび痛くなったり、悪化したりしないよう、避けるべき飲食物も把握しましょう。

アルコール類

虫歯治療後は、アルコール類の摂取に注意が必要です。
アルコールには血行をよくする作用があるため、口周辺の感覚が戻らない状態で口にすると、出血しやすいです。その状態で飲んでしまうと、傷口が開いて止血しづらく、炎症が起きるなどのトラブルに発展する恐れがあります。
お酒を飲む場合には、必ず口の感覚が戻り、しびれがないことを確認してからにしましょう。
また、お酒のおつまみには軟骨やジャーキー、ナッツなどの硬い食べ物は避けるように心がけてください。

硬い食べ物

硬い食べ物は、詰め物や歯に負担をかける恐れがあるため注意が必要です。
飴や氷、おせんべいやナッツ類など、硬い食べ物を口にすると、せっかく詰めた詰め物が取れたり、傷ついたりする恐れがあります。虫歯治療後は、当面の間硬いものは避けたほうが無難です。

粘着性のある食べ物

粘着性の高い食べ物は、詰め物が取れる原因になりやすいため控えましょう。
ガムやキャラメル、グミなどの粘着性のある食べ物を口にすると、せっかく詰めた詰め物が取れる恐れがあります。虫歯治療後は当面の間、控えるようにしましょう。

熱い食べ物

治療直後に熱い食べ物を口にするのは避けたほうが安心です。
麻酔の切れない状態で熱い食べ物を口にすると、やけどのリスクが高まります。また、極端に熱い食べ物は、歯の神経を刺激して、痛みを伴うこともあります。
虫歯治療後は、当面の間は熱々の食べ物は避け、平温もしくは少し避けた状態で食べるように心がけましょう。

甘い食べ物

甘い食べ物は虫歯の原因になりやすいため、治療後は特に注意しましょう。
プリンやケーキ、カステラやアイスなどの甘い食べ物は、酸を出し、虫歯の原因にもなります。せっかく虫歯治療をしたのに、すぐに虫歯になる事態は避けたいものです。なるべく甘いものも控えましょう。

虫歯治療後の食事は時間を空けよう

虫歯治療をした後は、1時間程度は時間を空けてから食事をしましょう。口が上手に動かせなかったり、しびれが残っていたりするのなら、もう少し時間を置き、いつも通りに動かせるようになってから食事をすることをおすすめします。
もし歯に痛みや違和感があったら、かぶせ物や詰め物が取れている可能性もあります。歯の違和感は放置せず、早めに歯科医院に連絡しましょう。

この記事の著者

院長・歯科医師 西本雅英

院長・歯科医師 西本雅英

略歴

平成2年

大阪大学歯学部卒業
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了

平成9年4月

西本歯科医院開業
所属学会

日本歯科審美学会

大阪大学歯学部同窓会学術委員会副委員長

日本顎咬合学会

日本歯科無痛治療協会

日本顕微鏡歯科学会

アートオブデンタルエステティック

京阪神咬合臨床研究会