
定期的に歯のクリーニングをしたほうがいいと知っていても「どのくらいの頻度で通えばよいのか」「クリーニングで行う内容は何か」はご存じでしょうか?
そこで今回は基本的な歯のクリーニングの内容を押さえた後に、「最適な歯のクリーニングの頻度とその理由」をお伝えします。
歯のクリーニングを受けるメリットも併せてご紹介しますので、疑問を払拭し、積極的に歯の健康を守りましょう。
目次
歯医者で行われるクリーニングとは?主な内容
歯科医院で行われるクリーニングでは、おもに歯石や歯垢、着色などを取り除きます。
歯磨きを行っていても、奥歯や歯と歯のすきまに食べかすや磨き残しが残りがちです。その状態で2~3日が経過すると、歯石となり、自力で除去することはできないため、定期的な歯のクリーニングがとても有効です。
また、紅茶やコーヒーなどの飲料を飲むと、歯の表面に茶色っぽい着色汚れが付くことも多々あります。歯磨きだけでは取り除くことが難しく、定期的な歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
歯のクリーニングに通う適切な頻度とは?
それでは、どの程度の頻度で歯のクリーニングに通えばよいのでしょうか?ここでは、よく磨けている人とそうでない人に分けてご紹介します。1つずつ見ていきましょう。
よく磨けている人は3か月おき
よく磨けている人は、3か月おきが目安です。
歯磨きを丁寧に行い、適切なブラッシングができている場合には、たとえ磨き残しがあったり、歯石が溜まったりしても、虫歯や歯周病へのリスクが低く、早めに治療に移行できるためです。
磨き残しや歯並びの悪い人は1~2か月おき
対する磨き残しがある人や歯並びの悪い人は、1~2か月おきが目安です。
歯並びが悪いと、磨き残しや食べかすが残りやすく、虫歯や歯周病に発展するリスクが高いからです。短めの頻度で歯科医院に通うことで、歯の健康を守ることにつながります。
歯のクリーニングを受ける5つのメリット
適切な歯のクリーニングの頻度がわかっても、仕事や育児などの多忙さを理由に、億劫な気持ちになる人もいるかもしれません。
そこで、受ける5つのメリットをご紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。
虫歯や歯周病の予防ができる
1つ目は虫歯や歯周病の予防です。
しっかり磨いたつもりであっても、奥歯や歯並びの悪い歯は、磨き残しも多々あります。定期的に歯のクリーニングに行くことで、歯石を落としてもらったり、歯間汚れを取り除いてもらったりなど、虫歯や歯周病の予防になります。
また、仕上げにフッ素やトリートメント剤を塗ることで、虫歯や歯周病になりづらくなります。
見た目がよくなる
2つ目は見た目の改善です。
歯のクリーニングでは、紅茶やコーヒーによって着色した表面の汚れを取り除くことができ、見た目の印象をよくします。
蓄積した着色汚れまできれいにしたい場合には、自由診療にてホワイトニングを受けることで、さらに見た目を整えることも可能です。
口臭の改善ができる
3つ目は口臭の改善です。
食べかすや磨き残し、歯石は、口臭の原因にもなります。食べかすや磨き残しが残ったままいると、数多くの細菌がネバネバしたバイオフィルムに包まれて定着し、歯垢となります。
歯垢になると、細菌が食べかすを分解する過程で硫化水素やメチルメルカプンなどの異臭のするものを発するためです。歯石になると、より強い臭いを発し、口臭が強まります。
歯のクリーニングをすることで、歯垢や歯石を取り除くことで、口臭の改善が可能です。
歯磨きが上手になる
4つ目は歯磨きが上手になることです。
歯のクリーニングでは、歯科衛生士から「どの程度歯が磨けているのか」「どこに磨き残しが多いのか」などのフィードバックも行われます。
手鏡やカメラによる写真などの映像を見ながら、歯ブラシの当て方や角度、適切な歯ブラシの選び方や使い分け、クロスの使い方も指導してもらえることもあります。
歯のクリーニングを受けるたびに通っている歯科医院で指導が受けられるため、だんだんと歯磨き上手になれるでしょう。
全身の健康を守れる
5つ目は全身の健康を守れることです。
虫歯が悪化すると、虫歯菌が血管を通して入り込み、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中を起こすリスクを高めます。虫歯菌が唾液とともに肺へ入ると、誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあります。
たかが虫歯と思わずに、定期的に歯のクリーニングを受けることで、全身の健康を守ることができると言っても、決して大げさではありません。
定期的に歯のクリーニングを受けよう
よく磨けている人は3か月おき、歯並びの悪い人や磨き残しが多い人は1~2か月おきに歯のクリーニングを受けましょう。
歯のクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の予防になるだけでなく、口臭予防や全身の健康を守ることにもつながります。
歯の磨き方のお悩みがある人、かかりつけ医がなくて歯のクリーニングを受けたい人は、是非お気軽にお問い合わせください。
この記事の著者

院長・歯科医師 西本雅英
平成2年
SJCDベーシックコース修了
藤本研修会補綴コース修了
MSPDマイクロスコープコース修了
SJCDマイクロスコープコース修了
平成9年4月
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
日本顕微鏡歯科学会
京阪神咬合臨床研究会






























